フィクサー

フィクサー (ジョージ・クルーニー主演)フィクサーの試写会へ行ってきました。


「弁護士事務所に所属し、裏で暗躍するもみ消し屋“フィクサー”の苦悩と焦燥を描きながら、ある大企業の集団訴訟をめぐる陰謀劇に迫る社会派サスペンス」ということで、主人公はばりばりやり手の弁護士だと思い、弁護士として有能なのに裁判で弁護をさせてもらえずに揉み消しやをやらされていると思っていたところ、「窓際?」と思うほどの頼りなさ。


なんともふらふらとした主人公・マイケル。
精神的にヤバイ人にしか見えないその親友アーサー。


なんじゃこりゃ? と思って見続けていくと、このなんとも煮え切らないマイケルの言動故に、話がどっちに転ぶのか予測できずにはらはらしながら見ることが出来るという、なかなか考えた展開でありました。


話の筋道は本当にありがちな王道なストーリーなんですよ。マイケルが固い意志の男なら簡単に読めるストーリーが、その煮え切らない言動ゆえにどっちに転んでもおかしくなく思えてしまう。
人間関係もとても丁寧に書かれていて、見終わったあとにああよかった!という気分になれる映画でした。

 監督・脚本:トニー・ギルロイ

 出演:ジョージ・クルーニーティルダ・スウィントン
   トム・ウィルキンソンシドニー・ポラック

 ・フィクサー@映画生活
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